これから

 

入り口の扉を開ける

当サイトはあくまでも指文字だけに徹し、手話の入り口に立つことを目的とします。
そこからどう進むかは、やはり自分自身だと思います。
関連する簡単な手話は説明しますが、初歩の初歩という事でご理解頂ければと思います。


手話を学び始めたことを思い起こし

手話を少しだけ覚えたころにありがちなのが、自分は十分に伝えたつもりでも、相手に伝わっていないケースがあります。
相手が深思して読みとってくれているのに、自分では「きちんと伝わってる」と勘違いする事は駄目です。
ですが伝わったと誤解したままでは、相手に失礼だし、自分自身が手話を学ぶ意味が違ってきます。
もちろん最初はとまどったり間違ったりもします。でもそれを自覚して正していく事が大事です。

これは通常の会話でも、手話でも同じことが言えます。
手話を通して日本語の深さを知り、またその動作ひとつから手話の奥深さを知る。
それは手話が楽しくなってくることでもあります。
そういった意味では、まだまだ自分の手話が本当の意味での手話になっていないという事だと思います。
こちらの未熟な手話に対して、駄目出しをすることもなく読み取る努力をおこない、そして理解されているのです。

手話を知り学び始めた動機、きっかけは何でしたっけ?
手話を通して語り合い気持ちを知りたいからだったはず。
下手でもいいのです。
続けていくことが大切なのです。


これは日本語の深さを知ることでもある

手話の場合はひとつの単語でも、実に多くの使い方があります。

たとえば「あがる」と言う言葉。
意味を正しくつかみ、手話表現を理解する必要があります。
「あがる」、ひとつとっても多様な使い方があり、伝える意図が成立するようにしなければなりません。

お金が 上がる 増える
階段を 登る
気温が 上昇する
熱が 体温が高くなる
手話の腕が 上達する

この例からもわかるように、言葉を選ぶのは単に文章を作るだけではなく、とても大事なことだとわかるでしょう。 つまりは話の組み立て方を学んで欲しいということです。

言いたい事 → 伝えたい事 → 大切なことであります。
そこには「何が言いたいのか?」、「何を伝えたいのか?」という明確な意思がこめられています。
伝える事を明確にして話を組み立てていく、それを手話に置き換えて伝える。
それをわかってもらう、理解してもらう。
手話で何かを伝えて、相手が笑ったり怒ったりうなずいたり…
そして手話で返事をもらい、こちらも同じように反応していきます。

この会話のやり取りは「最高」です。
わかる人にしかわからないのだけど、実に楽しい。嬉しい。ありがたいのです。
なので相手の方が解り難いままだと、実に惜しい。もったいない。申し訳ないのです。

これが「わかる手話、理解できる手話」になるんだと思います。
一つの手話に一つの単語という先入観、もしくはひとつの単語にひとつの手話表現というイメージはこの際、捨ててしまいましょう。
そのときの状況によって同じ表現でも意味が異なるのです。その奥深さは驚異です。
逆に二つの手話を組み合わせてひとつの言葉になるようなものもあります。

日本語の奥深さがここにあります。
ひとつの単語を持って多様な表現に使うのは単なる思いつきなどではありません。
それだけでも大変なのに、さらにはそれを手話に置き換えていく? 難しそう…
日本語の言い回しを手話に変えるのは難しいです。
しかしそれがやっぱり面白いのです。醍醐味といってもいいかも知りません。

手話に置き換える例を挙げましょう。
(1)「地理や法律に明るい」~これはどうします?
(2)「数字に明るい」~この場合は?
別に明かりを点けるのではありません。それぞれ狙う意味があります。

手話の表現というより、まずは日本語の意味を掴むことがまず大切になります。
となると(1)は「詳しい」に、(2)は「得意」が良いかもしりませんね。
こうやって手話表現が自然と決まっていくのです。
このように手話でどう表現するか考えることで、逆に日本語の奥深さに気づきます。
そしてそれを巧みに表現する手話に改めて感心するのです。


さあ、これから手話をはじめて見ましょう。
最初は指文字で一文字一文字を表してみましょう。


手話とは

当サイトは「指文字」を最初の手話として知ることを目的としています。きっかけになればと用意しました。ただサイトの随所がまだ不十分であったり、指文字自体に間違いがあるやも知りません。ご指摘などもありがたく頂戴しますので、ご協力願えればと思います。
Copyright(c) 2014 Signer. All Rights Reserved.