手話でひろげよう

当サイトは「指文字」を最初の手話として知ることを目的としています。きっかけになればと用意しました。ただサイトの随所がまだ不十分であったり、指文字自体に間違いがあるやも知りません。ご指摘などもありがたく頂戴しますので、ご協力願えればと思います。

サイト管理運営

自己紹介をいたします。
かれこれ15年ほど神奈川県横浜市で、個人事業主として企画デザイン業を営んできた申と申します。
WEBサイトから名刺、封筒を作ったり、屋外看板も作るなど何でもやってきました。
そんなでもしないと喰っていけませんからねぇ…

ですが2年前に交通事故に遭い、今までリハビリ治療を続けてきました。
それでクライアントもすべて失い、また〇からの再出発となった次第です。
事故に関しては語ることはしませんが、入院中にいろんな怪我や障害を抱えた方々と知り合いました。
その中にお話できない方がいまして。

交通事故に遭っただけでも皆大変なのに以前から障害を抱えていたとは…と、最初は同情をしました。
最初は親しくもなくただ見ていただけですが、とにかくその方が明るいんです。
入院中は様々なリビリ訓練をするのですが、元気がよく明るく、ムードメーカーなんですよ。
仕草や笑顔だけで「語るよりも雄弁に語る」んですよ。
正直なところ、私も彼に助けられた一人です。


これはあの入院生活で私が実感した、ほんの短い時間のお話です。
そしてその気持ちを形にしたのがこのサイトです。
なのでこのAboutページでお話しすることにしました。


彼はほとんど聞こえない聴覚障害者でした。
10年ほど前に激しい頭痛に悩まされ以来、どんどん聞こえなくなったといいます。
最初は相当悩み落ち込んだり、苦しんだそうです。
でもこれからを生きるほうがもっと大事だと奮起したそうです。
服飾デザイナーが夢だそうで、今もそのために勉強中です。

入院患者は皆それぞれ怪我の程度が違うので退院、転院の予定が違います。
彼には下手な同情など不要でしょうね。自分はこれからも夢を追い続けるぞと燃えていましたから。
彼曰く、自分は手足が動く、絵を描ける、縫い物も出来る。後はずっと続ける気持ちだけだと。
そして彼は先に退院していきました。
私がその後に考えたのは、自分が出来る何かで、彼と出会った意味あるものを残したいなと。
そしてこのサイトを作った次第です。

社会貢献や立派な福祉事業、という考えはありません。
まず自分に何が出来るのか? → まあWEB製作ができる。
彼と過ごした、短いけど大事な時間 → 何か形に残したいな。
そうだ、手話サイトを作ろう。という足し算レベルの考えです。
言うなれば事故からの復帰として何か作ろうという程度に考えていました。

でも製作過程で手話について考え、指文字画像をひとつひとつ描いていると、軽い気持ちで取り掛かったことを後悔しました。
サイト中、何度も手話は奥深いと語っていますが、私自身が手話に打ちのめされているとも言えます。
世間では私を含む、ほとんどの人が知っているが、実際には知らない世界を、
同じような私が何らかの形にまとめようとする、という作業でした。

完成度はとても低いサイトです。コンテンツもぜんぜん多くありません。
きつく言えば真似事だとも取れるかも知りません。
ですが今も服飾デザイナーを目指す彼に負けまいと、これからもサイトを育てていくつもりです。
作ってはい終わり~となるようなサイトではありません。
これからも歩いていく感じでしょうか。
サイトの充実から私の前進具合が見て取れるようなものにしたいです。
いつか彼がこのサイトを見て「ふ~ん、まあまあかな?」と笑うかも知りません。
楽しみです。

このサイトをあなたのお仲間に入れてください。


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